景品表示法の最新動向と管理上の措置

<概要>

消費者庁は、令和5年、景品表示法に基づき44件の処分を行なっています。消費者庁が景品表示法被疑調査を行った場合には22.5%の割合で措置命令を行うに至った他、中国電力に対する約16億円の課徴金納付命令が出されるなど、その執行は激化しています。この間、ゲーム関連事業者に対する処分・指導例も出ているところであり、今後もゲームと表示については細心の注意を払う必要がございます。

また、昨年10月1日よりステマ規制が施行されているところ、現在に至るまで3件の処分事例が出ている他、今年9月にはNo.1表示の実態調査報告書も公開されており、当該報告書に基づき調査が行われています。このような執行動向を考慮し、管理上の措置を講ずる必要があります。

このような状況を踏まえ、元消費者庁で景品表示法の改正に関与し、ゲーム案件を広く扱っている、池田・染谷法律事務所代表の染谷隆明弁護士が、ゲームビジネスにおける景品表示法の最新動向をお話しします。

 

<テーマ>

「景品表示法の最新動向と管理上の措置」

 

<プログラム>

1 景品表示法の執行状況・執行データ分析・最近の改正動向

(1)景品表示法の執行状況の現在

(2)景品表示法のトレンド分析

(3)最近の改正動向

 

2 景品表示法の目的と概要

(1)景品表示法の目的

(2)景品表示法の違反行為

(3)景品表示法の調査と違反した場合の措置

 

3 不当表示規制

(1)不当表示の判断方法

(2)打消し表示の実務

(3)不当な二重価格表示

(4)キャンペーン表示

(5)ゲームガチャ排出確率の表示

(6)キャンペーンの繰り返し・延長の表示

(7)ゲーム実況と不当表示

(8)ゲームのバナー広告と不当表示

(9)No.表示の動向

(10)ステマ

(11)アフィリエイト広告

(12)その他の事例

 

4 景品規制

(1)景品規制の判断方法

(2)景品類の基礎(ゲームアイテムの価格、ボリュームディスカウント、ログインボーナスetc.)

(3)取引附随性の解説(オープン懸賞の留意点etc.)

(4)コンプガチャと実務

(5)景品規制と資金決済法のオーバーラップ問題

開催概要

開催日時 2024年12月11日(水) 15:00~16:00
開催場所 Google Meetを利用してのウェビナー開催
登壇者
  • 染谷 隆明
主催

一般社団法人 日本オンラインゲーム協会

取り扱い分野
サービス

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