＜開催日時＞

2023年4月11日（火）14:00～15:00

お申込みはこちら。本セミナーは終了しました。

※ お申込み１名につき、お一人のみの視聴に限定しております。 同一企業（組織）からの複数名でご参加される際は別々にお申込みください。
※ 法律事務所ご所属の方のご参加はご遠慮いただいております。また、受講にふさわしくないと当事務所が判断した方につきましても、ご参加をお断りすることがございます。

 

＜セミナー概要＞

世界的にプライバシー保護強化が叫ばれる中で、パーソナルデータの保護については頻繁にアップデートされ、昨年の改正個人情報保護法の施行に加えて、電気通信サービスの円滑な提供及び利用者の利益の保護などを図るため、本年2023年6月17日までに改正電気通信事業法の施行も予定されています。今回の改正はいわゆるCookie規制としての評価もあり得るところで、デジタルマーケティング分野へも大きな影響をもたらすものです。

今回の規制をはじめとして利用者情報の保護への世間の関心は依然高く、利用者情報の取り扱いを疎かにし規制に反した場合には、当局対応が生じるのみならずビジネスの信用を失墜する可能性さえあります。逆に、適切な利用者情報保護は競争上の源泉にもなり得るものとも捉えられます。

従来のデジタルマーケティングは「個人情報」に該当する、しないとの分水嶺で、気軽に判断し、利用者が必ずしも認識しない場面も含めて、ありとあらゆる利用者情報を収集した上で、利用者の行動をトラッキングしてきました。他方で、このような状況に対しては、規制も随時更新されており、またその規制も広範囲に及びます。改正法施行後に慌てないためにも今から改正内容の理解を深め、自社のデジタルマーケティングが適切な利用者情報の取り扱いのもとで実施されているか見直しておくことは非常に重要です。

本セミナーでは、Cookie規制に関する単なる法解釈・ガイドライン解説だけでなく、法解釈のその手前での議論または法規制のその奥にもフォーカスを当てて、最新状況や対策のポイントについて解説します。講師は、総務省総合通信基盤局電気通信事業部での勤務経験を有し、当局側で個人情報保護法・電気通信事業法の解釈・運用、政策立案に関わり、Cookie規制をはじめとする個人情報／データ関連法に関して精通する当事務所の今村 敏弁護士です。

 

＜当日のテーマ＞

１　Cookie規制とは何か、Cookieが使えないCookieレス時代への突入か

２　各種トラッキングツール等がもたらす問題点と法律の接点の分析

３　個人情報保護法と電気通信事業法が求める利用者情報の保護

４　利用者情報の保護で求められていることは結局何か

５　デジタル広告への影響と今からでも間に合う対策